真珠腫性中耳炎の症状/治療/手術 京都みみはな手術センター
慢性中耳炎の範疇に含まれますが、特に中耳や内耳周囲の骨が徐々に破壊されるなど、時間とともに進行する病気です。症状は長引く耳漏、難聴や耳の痛みを生じ、進行するとめまい、顔面神経麻痺、髄膜炎、脳膿瘍を起こすこともあります。幼少時に中耳炎を繰り返していた方にも多いですが、成人してから発症し気づかない間に進行している例も見られます。
また、先天性の真珠腫もありますが、小児は自ら難聴の症状を訴えず通常の診察ではわからないこともあり、疑いがある場合はCTを撮影することにより診断可能です。
慢性中耳炎と同じく耳内の診察、聴力検査、細菌検査、CTで診断します。
軽度であれば自覚症状がない場合もありますが、普通の慢性中耳炎と異なり診断がつけば早期に手術<鼓室形成術>が望ましい病気です。真珠腫の進行の度合いが軽ければ、術後の成績も良好です。進行している場合は2回に分けて段階的に手術することもあります。
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可能な限り外耳道後壁保存(canal wall up technique)で行います。この手法は高い技術が要求されますが、できるだけ元通りの耳の形に近づけたいという考えのもとに行っております。真珠腫摘出のため、安易に外耳道を広く拡げてしまうと、術後耳漏が止まらなくなったり耳の中にカサブタ様の堆積物が貯留し不快な感じが持続することがあります。手術成績に反映されにくい部分ですが、岩永医師の長年にわたる手術経験上、外耳道後壁保存(canal wall up technique)が患者さんにとっては最良であると考えております。ただし、真珠腫による骨の破壊が高度な場合や繰り返し再発している場合は外耳道後壁削除(canal wall down technique)の方法を選択することもあります。



