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当院で行う手術

後鼻神経切断術

後鼻神経切断術

粘膜下下鼻甲介骨切除を行い鼻づまりが治っても、鼻汁やくしゃみなど神経の反射を介する症状は改善しにくいものです。

その場合、鼻の自律神経の一つである後鼻神経(翼口蓋神経)を切断すればくしゃみ、鼻汁の分泌がほぼ消失します。

当院では内視鏡下において、後鼻神経を確実に切断するために伴走する蝶口蓋動脈も合わせて切断します。但し特に血圧が高い方や出血性素因のある方に対して行う場合、動脈を切断せずに神経のみ切断することも必要に応じて行っておりますが、動脈の裏側に走っている神経を切断できない可能性があります。

1泊2日の入院ですが、術後1週間くらいは出血の可能性がありますので、力を入れるような仕事や激しい運動は避けていただきます。

この手術法で薬が効かないような重症のアレルギー性鼻炎の8割以上の方に効果 が認められております。合わせて粘膜下下鼻甲介骨切除を行うことでより高い効果を得ることができます。

痛みはほとんど問題になりませんが、術後数日間は両鼻とも詰まった状態になりますので、その間口呼吸になることが苦痛に感じる方もおられます。ただし、それを乗り越えれば快適な状態になりますので、長年鼻の症状で悩まされている方は思い切って手術を受けられることをお勧めします。

術後の通院は最初の1週間の間に2回ご来院いただき、あとは創部の状態により週1回から2週間に1回程度通院していただきます。それ以降は鼻内に痂疲(かさぶた様のもの)がつかなくなれば、頻回の通院は必要ありません。

鼻のアレルギー症状についてはかなりの効果が期待できますが、アレルギーの体質そのものを治すことは困難ですので、鼻以外の皮膚や眼のかゆみなどの症状に対しては抗アレルギー剤を服用する必要があります。

術前の様子。

高周波メスで切開していきます。

後鼻神経と蝶口蓋動脈が現れました。

高周波メスで神経と血管を焼切っていきます。

切断された後鼻神経と蝶口蓋動脈。

術後の様子。