顔面神経麻痺の症状・症例

片側の顔面神経の麻痺により顔面の筋肉が動かなくなります。眼が閉じられない、飲もうとしても口元から水がこぼれる、舌の半分の味覚が感じられなくなるなどの症状があります。下のイラストのように、 耳から出た神経は顔面全体に及んでおり、耳と顔面は密接な関係にあります。ハント症候群ではヘルペスウイルスなどが顔面神経だけでなく聴神経にも感染して、顔面神経麻痺と難聴を同時に生じることもあります。ステロイド治療で9割以上の方が治るとされています。

耳から出た神経は顔面全面に分布

茎乳突孔(顔面神経管の出口-耳の直下あたり)を出た顔面神経は前方で耳下腺内に入り、側頭・顔面枝、頸・顔面枝に2分した後、さらに通常6枝に分かれて扇状に広がり顔面に分布しています。

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