睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・症例

睡眠中に何度も呼吸が止まった状態を繰り返す病気です。一晩の睡眠中に、7時間に30回以上または1時間に5回以上の無呼吸(10秒以上の呼吸の停止)がある状態を言います。その無呼吸のいくつかはノンレム期にも出現します。睡眠中にいびきや呼吸が止まる、よく眠れた感じがしない、目覚めがすっきりしない、日中強い眠気を感じる、起床時の頭痛などの症状があり、そのまま放っておくと生活習慣病を招いたり、悪化させたりするおそれがあります。中高年の肥満の男性に多く見られますが、肥満がなくても、扁桃腺が大きい方や顎が小さい方にも起こることがあります。

診察にて、鼻や喉の構造に閉塞させる要因がないかを確認し、必要であれば自宅で行う簡易検査(SAS簡易検査、終夜睡眠ポリグラフ検査)を行います。いずれの検査も、検査後2週間以降に結果をお知らせし、場合によっては持続的自動気道陽圧ユニット(CPAP)治療のご案内をさせていただきます。鼻詰まりが強くCPAPが装用できない方には、手術治療を行う場合もあります。

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